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届いた手紙
今日、一通の手紙が届きました。かつての常連Kさんからでした。

二月末に某企業の期間従業員としての契約が終了するので、翌日には豊田を離れるとは聞いていました。その通りの報告が書いてありました。

実は彼とは不思議なご縁で、かれこれ12,3年前、東京の某TV局のクイズ番組に出演した時に知り合いました(ちなみにその時私は100万円ゲットしました。ラッキーでした)。でも私は愛知、彼は大阪からの出演でしたので、収録が終わってからは一度も会っていなかったのですが、年賀状のやり取りは細々と続けておりました。

ところが二年前の事。携帯がなり、出てみるとKさん。
「今、豊田に住んでいるんです。山田さんたしか名古屋でコーヒー売ってるんでしたよね?近いうちに行きます」と。開業当初に名古屋で出店してますと連絡したっきりだったのです。

「いえ、今は豊田市の駅前で出店してるんですよ」と言うと、数日後にお店に寄ってくれ、それから毎週お立ち寄りくださる常連さんになったのでした。

彼は、彼なりの人生観があって、物に執着しない生き方をしている人でした。いずれは介護の仕事をと、二級ヘルパーの資格も既に取得していて、次はそちらに従事するとのこと。「1人で生きてくには、まぁなんとかなるんですよ」という、実に飄々とした人でした。

そんな彼からの手紙には、ゆっくり療養してください。人はどうせいつかは死ぬのだから、わざわざ生き急ぐこともないのです、とありました。ありがたい言葉でした。他にもいくつかの餞の言葉がありましたが、一番心に残った言葉がありました。

「これからも、さりげなく人々に元気を与え続ける人でいてください。私も、誰に対しても、誠実な通りすがりになりたいと思っています」。

「誠実な通りすがり」
文学青年の彼の事だから、どこかからの引用だろうか、それとも彼の造語なのだろうか、と思いつつ、私が「かくありたい」とおぼろげながら目指していた事を、こんなに的確に表現してくれる言葉は初めてでした。

「たぶんもう会うことはないでしょう」とあるのが、はっきりしていてちょっと笑ってしまいましたが(私なら、まず会うことがない人だと思っていても“またお会いできるといいですね”みたいに締めくくると思うので)、会うことはなくなっても、これからもまた細々とやり取りを続けていくのでしょう。

ありがとうKさん。これからもよろしく。

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プロフィール

Lazy Betty

Author:Lazy Betty
元・移動カフェオーナーの新たな野望を実現させるまでの軌跡(奇跡じゃないよ)のブログです。

愛知県豊田市駅前にてコーヒー屋台(移動カフェ)営業をしておりました。
その3年間に渡る定点観測の経験から、駅周辺に集う人々が何を求め、どんな場所を必要としているかを観察し続けた先にあるものを共有できれば幸いです。

2009年12月~2010年11月まで、豊田市駅近くの「Bar old kenny」にて、昼間カフェ部門として「The third place」を展開しておりました。現在はフリーで、傾聴屋、デリバリーのコーヒーサービスをお請けしております。

家庭ではなく、職場でもない、お客様にとって三番目の居場所を作りたいと思っています。しがらみのない、肩書きも必要ない、そんな緩やかな時間をお過ごしください。

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