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お好み焼き屋さんに捧げるアップルケーキ
当店の屋台時代からのお客様で、「とんぼり」さんというお好み焼き屋の大将がいらっしゃいます。お店をオープンされる前からちょくちょくお立ち寄りいただいていて、材料にいかにこだわっているかをよく話してくださいました。

数日前のこと。
「最近キャベツが品薄で、あちこち探し回ってるんだ」とため息交じりに彼が言いました。
「正直、肉より高いんだよ。でもだからってキャベツのないお好み焼きなんてありえないしねぇ」
お肉にも相当こだわっているのに、そのお肉よりさらに高いキャベツとは・・・
季節や天候に仕入れが左右されるのは、飲食店の辛いところですね。

さてそんな彼の、当店でのお気に入りのケーキは「アップルケーキ」なのですが。
リンゴを発酵バターでソテーしてパウンドケーキの生地に混ぜ込んで焼くだけのシンプルな物ですが、しっとりしておいしいのです。当店のおすすめの一つです。

が、当然今はリンゴが安く出回る季節ではありません。シーズンに比べるとかなり割高です。
なので最近はリンゴのケーキはご無沙汰しておりました。やはり仕入れ値は大事ですから、値段の動きのあまりない素材を使った、ラムレーズンのケーキやバナナのケーキ、ブラウニーにチーズケーキ、といったケーキばかり作っていたのです。

「そういえば最近、リンゴのケーキがないね。僕、あれが一番好きなんだけど」と大将。
「申し訳ないです。それこそシーズンじゃないので仕入れ値がねぇ」と私。
「ああそうだよね~。」とそこで話は終わったのですが。

帰宅する道すがら、そのことを考えていて、久しぶりにアップルケーキを作ろうと思い立ちました。
いくら高価でも買わざるをえないキャベツに四苦八苦している大将に比べて、「高いからリンゴ買えな~い」って言った自分がちょっと恥ずかしくなったのです。

それに、いつも笑顔でがんばっている大将を喜ばせてあげたいな、という気持ちもありました。
ということでリンゴを買い込みアップルケーキを作ったのでした。

翌日もお立ち寄りいただいた彼に「今日はリンゴのケーキ、ありますよ」と言うと、彼は「ほんとに?嬉しいなぁ」とおいしそうに召し上がってくださいました。

そして、やっぱりお客様の嬉しそうな顔を見たくって、自分ってお店をやっているんだなぁと再認識したのでした。

愛知環状鉄道、新豊田駅の高架下、駐輪場の隣に「とんぼり」はあります。お好み焼き屋らしからぬ赤い扉に赤い枠の丸窓。そして落ち着いた雰囲気の店内のカウンター席のチェアーは、肘掛付きのゆったりとしたもので、ジャズを聴きながら、フランス産梅酒の「プルシア」(←これは絶対おすすめ)を呑みながら、お好み焼きを味わえる、なぜかヨーロッパ系の外国人のお客様が不思議と多いお店なのでした。
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プロフィール

Lazy Betty

Author:Lazy Betty
元・移動カフェオーナーの新たな野望を実現させるまでの軌跡(奇跡じゃないよ)のブログです。

愛知県豊田市駅前にてコーヒー屋台(移動カフェ)営業をしておりました。
その3年間に渡る定点観測の経験から、駅周辺に集う人々が何を求め、どんな場所を必要としているかを観察し続けた先にあるものを共有できれば幸いです。

2009年12月~2010年11月まで、豊田市駅近くの「Bar old kenny」にて、昼間カフェ部門として「The third place」を展開しておりました。現在はフリーで、傾聴屋、デリバリーのコーヒーサービスをお請けしております。

家庭ではなく、職場でもない、お客様にとって三番目の居場所を作りたいと思っています。しがらみのない、肩書きも必要ない、そんな緩やかな時間をお過ごしください。

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